ドラマ「グランメゾン東京」に見るコンタミの危険性

みなさんこんにちは

食品衛生専門コンサルタントの大野です

 

 

先週より始まりましたTBS系ドラマ「グランメゾン東京」

第一話でフレンチシェフ尾花夏樹が首脳会議の晩餐の席でコンタミの事故を起こすところからストーリーが展開されました。

 

出典「TBSテレビ」

一般の方には聞きなれない「コンタミ」という言葉ですが正しくはコンタミネーション

日本語一言でいうと異物混入です。ドラマではナッツアレルギーの方へ何かしらのアレルゲンとなるナッツの成分が

混入したことを原因としています

大げさなと思われがちですが分子レベルで体内に入るとアナフィラキシーショックを起こし最悪死に至ります

粉じんが一部飛んだだけ、一部アレルゲンを調理した後洗浄した調理器具を利用して発症するケースもあります。

 

食品工場等であれば表示義務でアレルゲン表示は義務付けなので消費者が注意して選べばよいですが

外食産業ではどうすればよいのか。チェーン店でアレルギー対応のスキームがある店以外でアレルゲンを持つ

喫食者が来た場合はどうするのか

「丁重に入店、お食事をお断りする」

とにかくこれです。

例えば甲殻類にアレルギーを持つ喫食者が来た場合、甲殻類ではないほかの魚、肉、飲みものを摂取してもアレルギー症状を

発症する可能性があるためです

それはなぜか?調理器具や洗浄の際に甲殻類の成分が存在する場所で調理、洗浄が行われるためです。

大きな事故が起こる前に断る勇気も必要。それをきちんと来店客へ説明できる従業員への教育も重要ですね。

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。