安倍総理辞任表明に思うこと

皆さんこんにちは

食品衛生コンサルタントの大野です。

 

新型コロナの感染者やはりまだ200名強。芸能界でも感染が広がっててどうなっていくのかまだ予断が許されない状態です。

 

そして昨日の最大のニュースは3時ごろ速報で流れた「安倍総理辞任」

 

まだ前日までは入院して治療するのではないか、辞任はないでしょうとあれこれ憶測が飛び交ってました。

まさかの総理の決断は辞任でした。

 

夕方打ち合わせもあったのでリアルタイムで会見は見れませんでしたが夜ニュースで見てました。

持病の潰瘍性大腸炎で悪化の兆候が見られ政治判断に誤りがあってはいけないのできちんと引き継げるタイミングでの

辞任とのこと。

潰瘍性大腸炎は国指定の難病と指定されています。

大病抱えていながらよく総理という重責もありストレスもすごい仕事をやっておられるなとただならぬ思いは

痛いほどわかるつもりです。

さらにこのコロナ渦の中自分が感染するリスクそっちのけで陣頭指揮をとられていたことに感謝です

 

第一次安倍政権の時にも知っていましたが全くそういう気配は見せず公務されておられました

 

潰瘍性大腸炎という病気、簡単に言うと自己免疫の異常により大腸に炎症が起こり、様々な不調が起こる病気です。

とんでもない発言が野党のある議員から出て大炎上していますがもう少しどういうことが原因で起こるのかよく勉強いただき

ご発言いただきたいものです。

自己免疫疾患ですがこの潰瘍性大腸炎だけではありません。

そもそも自己免疫疾患とは何なのか、免疫学の専門ではありませんが簡単に解説させていただきます。

先日の新型コロナの件でも免疫は兵隊だとお伝えしました。ワクチンは兵隊を作っていざ来た時のウイルスに対抗するためというお話をしたかと思います。

ただワクチンを打ったわけでもない、なにかの細菌感染をしたわけでもないのになにかの不具合で兵隊つまり免疫が大暴走してしまう事態が起こります。その暴走した免疫が自分の身体を敵とみなし攻撃してしまう、それが自己免疫疾患と呼ばれるものです。

しかもその免疫が暴走する原因が不明なので難病指定されているわけです。ストレスや環境、遺伝ではないかと色々言われています

免疫の暴走がどこで起こるかによって色々疾患名があります。安倍総理のように大腸で起これば潰瘍性大腸炎、似たところで腸管全体で起こればクローン病、すい臓で起これば一型糖尿病、甲状腺で起これば甲状腺機能亢進症、関節で起これば関節リウマチなど本当に色々。

実はアレルギーもメカニズムは似ています。体へ入った異物に過剰に反応するのがアレルギー反応。

 

実は私も10年以上前に発症して服薬と通院をしながら生活しています。良いときと悪くなる時を繰り返しながら

コントロールしている状況です。そして総理とたまたま通院している病院が一緒(笑)

コントロールしているといっても思いどうりに動いてはくれないですし突然ある日予期せぬ症状が出ることはよくあることです

だからこそ総理という重責と尋常でないストレスが日常的にかかり、健康な体でさえ堪える仕事をこなしておられるのは

想像を絶します。

 

それが新型コロナ騒動でさらに激しいストレスと激務が重なって限界を超えていたのでしょうね

総理も会見で言っていた服薬をしながらになるので職務に影響が出ることを危惧して辞任を決断されたとのことですが一般の方にはなかなかわからないですがかなり強力な薬を使うこともあり、副作用もその分強く出ることもあります。

おそらくそういうことを懸念されてのご決断だったのかなと。

第一次政権では無念のドクターストップがかかってあのようなことはもうしてはいけないという思いが強かったのは

伝わります。

政策に対してはすべて賛成というわけでもないですがただ一人の人間として本当にお疲れさまでしたという思いです

 

さて今日も暑くなってます。体調に気を付けてお過ごしください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました