バイトテロに見る問題点とは?

みなさんこんにちは

食品衛生コンサルタントの大野です。

 

梅雨入りそしてゲリラ豪雨続いてますね。

 

さて大手ピザチェーン店に続き、大手のカレーチェーン店でも発生したバイトテロが各メディアで放送されました。

彼らの倫理観の欠如といってしまえばいいのでしょうがそういう感情論はいったんおいておいて、

そもそもなぜこういうことが起こるのかということを私なりの勝手な推察をしてみたいと思います。

 

根本の問題点は大きく分けて2つあると感じていて1つが会社の経営陣の経営方針、運営方針の問題

2つ目が幼少期からの親の教育の問題

 

問題が起こって訴訟という動きになればその人に賠償責任問題には出来てもまた同様の問題は起きますので

結局はトカゲのしっぽきりです。

現にコロナの前にも同様のバイトテロが連発して社会問題化し、その後コロナのパンデミックが起こり世間がそれどころではなく忘れ去られましたがまた同様のことが現に起きました

 

1つ目の問題点としてあげた会社の経営方針と運営方針の問題についてですが

やはりアルバイトという非正規雇用という雇用であるが故それなりの低賃金で労働させているわけですから

それなりの人材なことがほとんどなわけです。いわゆる安かろう悪かろうっていうやつです。

それなりに責任と権限を持たせるのであればそれだけの労働対価を提供する責任があります。

見合った対価をだせばやはりそれなりのいい人材が集まる可能性も高いです

ただ低賃金の非正規労働で雇用している以上人件費の問題で出せない、教育に費用も時間もかけられないのでしょうね

であればバイトテロ問題はそもそも経営陣としてはこういうことが起こる前提でこういう行動によりイメージダウンの損失等も見据えた上で対策をしていたとしたら起こってからどうこうではない気がしています

正直そこに働いている人材自体がリスクであれば全て機械化して自動化するほうがよほどリスクヘッジになるのではないかという私なりの考えです。

今回の件は衛生面で言えば論外なレベルのことなのでここではあえて細かいことは言わないことにしておきます。

 

2つ目の問題点として幼少期の親の教育問題を上げましたが共働き世代が増えて親が家で料理をしている姿を

見ることはほとんどなくなり、どこかで買ってきたものが自動的に食卓に並びいつでもすぐ食べられる便利な生活を経験している世代から見ると、食に対する感謝の気持ちが薄れていることも考えられます

よく聞かれるのは鮭の切り身が海を泳いでいると思っている子供が多数いるとか学校給食で頂きますということに対して猛烈に反対をする親もいるとか。給食の調理員に給食費を払っているからいただきますなんて言う必要がないという理屈のようですが正直疑問しかありません

 

いずれにしてもこの問題は今から教育どうこうとジタバタしたところで問題の解決とはならない気がしています。

起こる前に物理的にそういったことができない状況にする、システム上不可能なことにするなど対策が必要ですね

感情的なことを言えばこのコロナで飲食店はどんどん倒産、失業している人が続出している中で

自分たちが非正規であっても働けて給与を頂けているありがたさをなぜ彼らは理解していないんだろうなと

残念に思います。

 

企業側も起こってからではなく起こさせないための対策が必要ですね

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました