事故から考える食品現場での注意点とは?

皆さんこんにちは

食品衛生コンサルタントの大野です

 

 

まずは大変悲しい事故が起こってしまいました。

静岡県で幼稚園バスで子供が置き去りにされて亡くなってしまった事故が発生しました。

まずは被害にあわれたお子様のご冥福をお祈り申し上げます。

 

なぜこの件をここで書いたかというと昨日の記者会見でアプリ等で出欠確認をしていたという発言がありました。

実は今食品現場で衛生管理を支える機器が多数出ており、IoTで補助するものは多数出ています。

温度管理や衛生管理計画をツールで管理しようというものです。

これはうまく使えば大変便利でヒューマンエラーで見落としてしまうものでもきちんとアラートが出るものもあります。

 

ただ機械に頼りすぎてしまうのもそれはそれで問題。今回の事故原因はそこにもあったのではないでしょうか。

機械の力を借りつつコミュニケーションは欠かさないようすることで食品現場での同様の事故は十分防げます

 

あとはやはり皆さん生活するために働いているわけです。低賃金で責任だけ重ければだれでもモチベーションは下がります。

ここ近年保育の現場は低賃金重労働といわれていて、保育園無償化が始まりさらに追い打ちがかかったとも聞きます。

保育現場の根本を変えなければ去年も同様の事故が起こっていますし第3第4の事故が起きるかもしれません

安い賃金であればやはりそれなりのパフォーマンス。見合った報酬をきちんとあげてプロとしてのプライドが持てるだけの賃金を提供すればそれなりのレベルの高い人材も会社に来ます。

逆に労働者はプロとしてのパフォーマンスが提供できなければ淘汰されていくということ。

もちろん経営的に厳しいのは理解できます。コロナ禍さらに物価高と資源の値段は日に日に上がり仕入れ値もどんどん上がって厳しいのは確かです。

ただ企業にとって特に食品現場にとって人は重要な人財です。人件費がもったいないからとそこを経費削減して

プロとしての意識が低い人が働きモチベーションを下げ食品の大きな事故を起こしては本末転倒。

今回のように会社の存続を危ぶまれる事態になりかねません。

まったく関係ない事故に思われがちですが食品現場に重ね合わせてみると色々起こりえる事例でもあるなと感じた次第です。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。